2014年8月26日火曜日

薬害根絶デーに行ってきました!



毎年824日は薬害根絶を誓う日です。
今年で15回目を迎える薬害根絶デー集会に、中島薬剤師と薬学生担当者が参加してきました。

昨年の薬害根絶デー集会でも取り上げられていた「子宮頸がんワクチン」の被害実態が次第に明らかになり、今年は「子宮頸がんワクチン」もといHPVワクチンの重篤な副反応被害について、その現状を詳らかにする内容の集会となりました。

民医連のつどい 講演の様子
 午前中に行われた民医連のつどいでは、別府宏圀先生(「正しい治療と薬の情報」誌編集代表・薬害オンブズパースン会議副代表)を講師に、「子宮頸がんワクチン」の組成や生体反応についてのお話を伺いました。

「子宮頸がんワクチン」は、その名のとおり、「子宮頸がんを予防する」との触れ込みで国(厚労省)が定期接種を推奨したワクチンでしたが、実際のところ、予防の効果については十分な証明がなく、まれに生体反応に予期しない作用をもたらす恐れがあるということが話されました。定期接種開始前には、海外でも副反応被害の報告はありましたが、「国のお墨付き」と「無料という善意」が副反応への警戒をゆるめて、ワクチンの普及を促進しました。

被害者の少女、国会議員、支援団体の方たちが来ていました

 厚労省前のリレートークには、ワクチンの被害を受けた中学生から高校生の少女たちが車椅子で参加していて、それまでぼんやりとしていた被害の現実を改めて突きつけられた思いでした。弁護士会館では、被害者の少女たちとその家族から話を聞くことができました。

子宮頸がんは検診で予防できます
「もとの体に戻して欲しい」という少女たちの痛切な訴えはもちろんのこと、子どもの体を治すために、昼夜を問わず、いくつもの病院を回って治療法を探し続ける親御さんの姿がありました。診療のための費用がかかるうえ、仕事をやめざるを得ず、普段の生活にも支障をきたしている現状を知り、その深刻な実態に胸がふさがる思いでした。

「私たち被害者の苦しみを多くの人に伝えてください。二度と同じ被害が繰り返されないために、私たちはここに来て話をしています」と言った被害者家族の言葉が印象的でした。




被害者の方の勇気を無駄にしないため、そして知ってしまった者の責任として、山梨民医連の職員や自分の家族、周りの人たちに、この事実を知らせなければいけないと感じた一日でした。

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